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高性能・高耐久でお手入れ簡単!輸入住宅のサイディング

2016年01月13日

新年になってもう半月が過ぎようとしているのに、今年初めてのエントリです。すみません。皆さまお元気でお過ごしでしょうか?ブログ担当の管理人Nです。

さて、今回は住まいの外観をつくる一番の決め手と言っても良い外壁のお話です。とは言っても、当社はアメリカ直輸入の住宅。一般的なサイディングを用いる事はあまり多くありません。イタリアンスタイルやスパニッシュスタイルの住まいでは吹き付け塗装仕上げ、ジョージアンスタイルのお住まいではブリックタイルで仕上げる場合などもありますが、当社がつくる多くのお住まいでは日本で言う「下見板張り」のような形状の「樹脂製サイディング」(Vynyl Siding=バイナルサイディング)を採用しています。

このバイナルサイディング、かつてのアメリカで主流だった板張り+塗装仕上げに比べ、飛躍的に耐久性が向上したのが大きな特長です。塗装する訳ではなく樹脂そのものに色を練り込んで成型するため、表面の色が褪せる心配がありません。そしてその色数は豊富で、好みの色を選ぶことができます。
●内外で気圧差を生まない「オープンジョイント工法」
また、このバイナルサイディングは「オープンジョイント工法」と呼ばれる工法で施工します。これはサイディング同士をコーキング剤などで密着させずに重ねあわせて施工する方法で、サイディングの外側と内側で気圧差が生まれず、雨水が壁体内に入り込みません。また、サイディングの内側にある透湿防水シートとの間に空気層が生まれるため、断熱効果を高めるメリットも期待できます。コーキング剤を使用しない工法なので、コーキング部に経年劣化による隙間が発生して毛細管現象を起こし、雨水が壁体内に流入してしまう心配もありません。

ちょっとここで米国のVinyl Siding Institute が制作した動画を見てみましょう。バイナルサイディングがどのように施工されるかがイメージできるかと思います。

バイナルサイディングの耐久性は高く、当社が採用している米国メーカーでは一定条件のもとで製品に30年の保証を付けています。また、何か鋭利な物で穴を開けてしまったり、損傷させてしまったりした場合でも部分的なパーツ交換が比較的容易に行えます。さらに、サイディング本体が他のサイディング材に比べて非常に軽量なため、建物への負担が少ないのも特長です。

 

●お手入れも簡単
さて、基本的にメンテナンスフリーとも言えるバイナルサイディングですが、外気に絶えずさらされるためどうしても徐々にホコリなどで汚れてきてしまいます。その際のお手入れはどうしたら良いのか…?実はこれも意外と簡単。よくホームセンターや通信販売で目にする高圧洗浄機で洗えばOK。表面の汚れが落ちて、キレイになりますよ!

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バイナルサイディングとアスファルトシングルの屋根。 北米住宅の象徴と言っても過言ではありません。

 

まれにバイナルサイディングを実際にご覧になって、指で押してみると弾力があるため「こんなに柔らかい外壁材で大丈夫なの?」と心配されるお客様がいらっしゃいます。ご安心ください。その柔らかさこそがバイナルサイディングの特長です。日本と同じく四季があり、厳しい寒さや風雪に見舞われる地域も多いアメリカで培われてきた工法を、自信を持ってお勧めしています。

さてさて、ちょっと専門的な内容になってしまいましたが、日本の住まいではあまり目にすることのないバイナルサイディングについて、少しでも理解を深めていただければ嬉しいです。元々は木材を重ねあわせて施工していたこの外壁は、日本伝統の「下見板張り」とも似た工法。米国直輸入住宅のスタイルを決定づける外壁材を身近に感じて下さいね。

では、今年もどうぞよろしくお願い申し上げます!

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