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ホテルの鍵の物語
2013年08月29日
特命管理人Nです。
皆さんいかがお過ごしですか?
うわー、もう8月も終わりじゃないですか!
まあ季節の話題はこのくらいにして。
今日ご覧頂きたいのはこちらの写真。
唐突ですがこれ、私が普段使ってる鍵束です。
あのー、一応申し上げておきますが、注目して頂きたいのはカギ本体ではないです(笑)。
「291」の数字が刻まれたキーホルダー、アメリカではKey Tagなんて言います。
これ、向こうに実在する小さなホテルのキータグなんですよ。
実は数年前に、海外オークションで購入した物。
家人に「また下らないものを買ってる…」などと言われたことは秘密です。。
アメリカでドライブしていて、ロードサイドにあるモーテルやホテルに泊まると、大抵こういったタグに着いたカギを渡されます。もちろん自分も止まった時はこんな感じでした。なので、
「普段からこんな感じの鍵を使ってれば毎日アメリカ気分!OH!」
みたいに思って買ったんですよね。安かったし。全部で5枚くらい。
届いた時には鍵自体もジャラジャラ付いてました。
実際に使われてたものですからね。まあ今は鍵自体も当然替えられてると思いますが。
使われていた年代もわかりません。でも向こうでトラディショナルなものであることは確かです。
それと、写真を良く見て頂くと分かると思うんですが、面白い事が一つ。
部屋番号の下の文字に注目です。
“DROP IN ANY MAIL BOX”
“WE GUARANTEE POSTAGE”
と書かれています。
訳すと「お近くのポストに投函して下さい。郵送費は負担します」。
拾った人がポストに投函するとホテルに戻る仕組みになってるんですね。
これには驚きました。
ホテル名と住所が記載されてますから、確かに届きますよね。それはわかるのですが、
「鍵が付いたままポストマンが運び、配達してくれるのか?」
「そもそもそんなサービスを使ってる人がいるのか?」
「今でもやってるのか?」
…などなど、疑問が尽きません。もしご存知の方がいましたら教えて下さいませ。
合理的と言えば合理的ですよね。「アメリカ的」とでも言いましょうか。宿泊客が落としてしまっても、ポストに投函されて戻ってきたらドアの錠前を交換する費用をかけずに済むんですから。
ちなみにタグをよく見ると、元々使われていたのはコネティカット州・トリントンという街にある
YANKEE PEDLAR INN というホテル。
調べたら今もバッチリ営業していました。→ YANKEE PEDLAR INN
なんと1891年創業の超老舗ホテル!!
100年を超える家具を今でも使っているとか!!
館内も部屋もまさしくオールド・アメリカ!!
これは行ってみたい…。個人的に。行ったことない街だけど。
今、私は断言できます。
ホテルのキータグの写真1枚だけでここまで書いているのは日本で私だけだろうと。
さまざまな妄想とともに…。
と、こんなふうに変なところに興味を抱いてしまう人にもきっと藤岡備建の輸入住宅は喜ばれるはず。ご興味がある方はぜひ一度ショールームに遊びに来てください。
藤岡備建本家HPは→コチラ
強引に最後に家づくりっぽい論調にしてまとめましたが、違和感があるのはイナメナイヨネ。
では皆様、まだまだ暑い日が続きます。
熱中症にはお気を付けてお過ごし下さい!