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北米住宅のアイデンティティ ~バイナル・サイディングという外装~
2013年11月13日
皆さんお元気ですか?
毎度おなじみ特命管理人Nです。
今日(11/13)はこちら長野市は寒かったです。平野部でも雪が降りましたからね。
急な冷え込みに体調を崩している知人もチラホラ、といった感じですが、藤岡備建は相変わらずHOT!にアメリカの家づくりに取り組んでおります!HOT!HOT!いいですか?「ホット」ではなく「ハァァット!」と発音して下さい。よりアメリカ人みたいになって気分が盛り上がる事請け合いですよ!(当社比)
…と、余りにも下らないイントロダクションとなってしまいました。。大変申し訳ありません。真面目にやります。
今回はアメリカの家づくりに欠かせない要素の一つ、外装材のお話です。まずは写真を1枚。
2年ほど前にお引き渡しさせて頂いた、長野市のW様邸です。バイクやのぼりがあるのは、撮影当日の見学会が長野市のバイクショップ、モトロマンさんとのコラボレーションで行われていたためです。ちなみにハーレー・ダビッドソンやカワサキの正規代理店として名高いモト・ロマンさんとのコラボレーション見学会はおかげさまで大きな反響を呼び、この見学会がきっかけで何人かのライダーさんとは今でも良いお付き合いをさせて頂いています。
さて、サイディングのお話です。ご覧の写真にも写っている外壁材。横一線に並行に貼られていますね。これは樹脂製のサイディング材で、バイナル(「ビニール」の英語発音です)サイディングと総称されているものです。
近くで見るとこんな感じです |
一見すると、木の板が平行に重ね合わされているように見えませんか?そうです!その印象は間違いではありません。アメリカでも、かつては木の板を重ねて家づくりが行われていました。日本建築でも木の板を下向きに重ねた「下見板貼り」という外壁の伝統工法がありますね。敢えて壁の中に通気層を設ける「オープンジョイント工法」は雨水の侵入を防ぐのに有効なこともあり、考え方は似たものがあると思います。アメリカでは、1950年代に入ってからその工法をメンテナンスフリー化できる樹脂製のものへと変化させていきました。
さて、「木から樹脂へ」と歴史の中で素材を進化させて行ったバイナル・サイディング。どんな特長があるのでしょうか。面倒なので(えっ?おいおい)下記に列挙してみましょうー。
◎軽い→建物への負担が少ない。地震の影響を受けにくい(クラックなどは入りません)。
◎高耐久→塗装品ではなく、樹脂に塗料を練り込んでいるので塗装が劣化することがありません。また、素材そのものも耐久性が高く、メーカーでは一定の条件の下に30年保証を付けています。
◎汚れにくい→汚れが付きにくいのも特長です。汚れが付いても通販などで安く手に入る高圧洗浄機で簡単に落とせます。
◎豊富なカラーバリエーション→お客様のご意向や屋根色との組み合わせで最適な色をお選び頂けます。当社の場合は社長がまずお客様のご意向を伺って「これだ!」という色を最初にご提案させて頂いています。かなりの割合でそのまま採用になります(社長スゴイ!)
弊社で使っているバイナルサイディングは、主に米国PLY GEM社のMASTICを使っています。
本家サイトは英語ですが、ギャラリーなどで色々な製品イメージを見る事ができますよ!一度覗いてみて下さいね。
当社の住まいでは、このバイナルサイディングのほか、部分的に本物の板を使ったり、ロック(岩石)調のデコレーションを駆使して皆様のお好みの外観を1件1件つくり上げています。是非お気軽にお問合せ下さい。
最後に、これは大事な事なので何回も書きますが、当社では「ご相談」「基本プラン作成」「概算お見積り」には費用を頂いておりません。まずご相談いただいて、ご検討の材料や他社さんとの比較資料にして頂ければより良い家づくりができるのではないか、と考えています。
ではまた!
【藤岡備建本家HPは→コチラ】