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アメリカのイタリアンな住まいとは?
2023年03月05日
皆さんいかがお過ごしですか?3月になって本格的な春が待ち遠しくなってきていますね。花や緑があふれる季節はきっともうすぐですね。
今回は当社がかつて施工させていただいたお住まい「S様邸」をご紹介しようと思います。さてどんなお住まいなのでしょうか。前置きはこのくらいにして、早速ですが外観写真を見てみましょう。
ご覧いただいた第一印象はいかがでしょう?典型的な藤岡備建の輸入住宅といえばバイナルサイディングにアスファルトシングルの屋根、カバードポーチを備えたカントリースタイルのアメリカンな住まいが思い浮かぶ方も多いかと思いますが、壁も屋根もスタイルも、ちょっと雰囲気が違いますよね。
実はこのS様邸、お客様のご要望をもとに「アメリカにあるイタリア人居住区に建つイタリアンテイストな住宅」をコンセプトにしたお住まいなのです。かなり捻っています。
ご存じのようにアメリカは移民の国。かつてヨーロッパ諸国から数多くの移民が移り住み、同じ国の出身の人々が各地にコミュニティを作って街が生まれてきた歴史があります。余談ですが、私(管理人)が知っているところではカリフォルニア州にデンマーク系の方々が作り上げた街があり、まるでヨーロッパのような雰囲気に満ちています。同じように、イタリアから移ってきた人々が多く暮らす街もあり、やはりイタリア風の住まいを建てる機会も少なくないのです。
しかしイタリア風の住まいを建てるにしても、アメリカ国内で建てるのであれば設計・施工もアメリカ人、建材を揃えるのも基本的にアメリカ国内で入手できるものが中心です。すると、イタリア風の雰囲気を湛えながらもやはりアメリカンな要素を微妙に含んだ住まいが出来上がります。S様邸も切妻を組み合わせた屋根に採用したイタリア瓦がとても美しいですが、ドーマーの部分などにアメリカの住まいの要素が見て取れます。また、アメリカンガレージも備え、屋外の照明や室内ドアもアメリカンなものを用いています。
当社の設計士でもある社長は、長く輸入住宅の建築に携わってきただけでなく、実際に北米での住まいづくりを経験してきています。つまり、アメリカ国内にはどんな住宅があるのか、自らの目で見てきた経験があるからこそ、このS様邸のように非常に凝ったコンセプトの住まいを建てることができるのです。
S様邸ではもう一つのポイントが挙げられます。実はS様は本業の他に大型犬のブリーダーとしても活躍されている方。そのため、共に暮らす犬たちの部屋を備えることが必須条件でした。また、「同じ屋根の下で暮らしながら生活空間をしっかり分ける」というご希望もお持ちでした。これを受け、飼育ルームへは玄関ホールからアクセスできるようにしてご期待に応えています。必要な時は家の内外から様子を見に行くことができ、S様も「犬たちと共に暮らす家として参考になるのでは」とご満足頂いています。
このように、お仕事にお使いになるスペースとの併用住宅や店舗併用住宅も当社の得意分野の一つです。
お住まいの新築を考えておられる方は、まずはご希望を遠慮なくお伝え下さい。夢を最大限に叶えられるよう、全力で対応させていただきます。
ではまた!