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住まいの“あたま”を彩る屋根のこと

2023年02月07日

皆様いかがお過ごしですか?寒い日が続いて春が待ち遠しいこの頃です。

雪が降ると、住まいも雪化粧をまとうことになります(豪雪地ですとそんなに悠長なものでもないのですが…)。その雪化粧を受け止めるのが、住まいの「屋根」ですよね。当社の輸入住宅でも、屋根はデザイン上の重要なポイントとなっています。

そこで今回注目したいのがその屋根をつくる「屋根材」です。当社で主に使用しているアスファルトシングルの屋根材だけでなく、日本の住宅で主に使われている屋根材にどんなものがあるのかまで、まとめて見ていきましょう。

 

1.アスファルトシングル

最初は、藤岡備建の輸入住宅でも主に採用しているアスファルトシングルです。アメリカでは100年を軽く超える歴史があり、アメリカの8割を超える住宅で採用されていると言われています。メジャーさが半端じゃないですね!

当社施工のM様邸(上田市) アスファルトシングル屋根材を採用しています

アスファルトシングルは、繊維質のシートにその名の通りアスファルトを浸透させ、表面に細かな石質の粒子を定着させた屋根材。柔軟性があり、カッターで容易に切ることもできます。そのため施工性が良く、軽量であることで躯体に負担をかけません。燃えにくい性質なので、万一の時でも延焼を防ぎます。また、製品同士で接着する性質があり、優れた防水性も発揮します。豊富なカラーバリエーションも魅力です。

 

2.瓦

やはり日本の住まいの屋根といえば「瓦」というイメージですよね。瓦は住宅だけでなく、伝統的な神社仏閣などにも使われていることからその歴史の長さがわかります。一般的に瓦は「陶器瓦」「粘土瓦」などと呼ばれ、粘土を成形して釉薬などを塗って高温で焼いて作ります。利点としては耐用年数が長い、断熱性が高い、和風の落ち着いたデザイン性などが挙げられます。かつては安価なコンクリート瓦も多く使われていましたが、耐用年数が短いなどのデメリットも少なくないため近年ではあまり採用されなくなりました。

また、スペインやフランス、イタリアといった外国産の瓦も存在します。主に素焼きのこれらの瓦は一枚一枚の形状が日本瓦とまた違った魅力的な風合いを醸し出すため、当社の輸入住宅でも採用した例があります。

一般的な瓦屋根


3.コロニアル(スレート屋根材)

コロニアルとは、一般に「スレート」と呼ばれる屋根材の商品名です。スレートとはセメントと繊維質を混合させて板状にした屋根材で、住まいづくりに用いられるスレート材においては1960年代に発売されたコロニアルのシェアが非常に高くなったため、商品名ではあっても屋根材の種類を指す名称として定着した経緯があります。「セロテープ」や「バンドエイド」のような感じでしょうか。

コロニアルは屋根材の中でも比較的コストパフォーマンスが高く、厚さも数ミリと軽量な屋根材です。また、デザインも豊富にラインアップされていることから様々なスタイル・色合いの住宅に合わせる楽しみも。施工のしやすさも特長です。

スレート屋根の一例


4.金属屋根

金属を素材とした屋根材自体は古くから存在していますが、近年ではその種類も増えてきました。現在大まかに6種類ほどの金属屋根が存在し、それぞれに特徴があります。それぞれを簡単に紹介してみましょう。

■ガルバリウム鋼板
金属屋根の中でも最近では多く用いられていると考えられるのがガルバリウム鋼板の屋根材です。外壁材としても使われるケースが多いですね。ガルバリウム鋼板は、アルミを主体に亜鉛やシリコンなどから生成するアルミ亜鉛合金にメッキを施した鋼板。軽量でも重厚な雰囲気を醸し出し、人気があります。


■ジンカリウム鋼板
亜鉛やシリコンの含有率が少し異なる鋼板にジンカリウム鋼板があります。欧州などでよく使われています。日本でも輸入建材などで施工する事が可能で、表面に石粒がコーティングされている製品が多く見受けられます。コーティングされているため、潮風にも強い耐久性を持つなどの特徴があります。


■トタン

鉄板に亜鉛メッキを施した金属屋根材をトタンといいます。「トタン屋根」などという表現が昔から使われていますね。コストが低く、施工も簡単なので昭和中期にはよく屋根材として使われていましたが、現在はより耐久性の高い屋根材に主流が移っているため、使われるケースはまれになっていると言えましょう。

銅板
新築時から年数を経るうちに徐々に青緑色に色が変化する独特の風合いが持ち味の銅板。青く見える成分は緑青(ろくしょう)といって、耐久力を強める役割を果たします。柔らかい素材なので細かな造形を施すことも可能です。高価なものでもあるため一般住宅に用いられることはそう多くありませんが、歴史的には純和風建築や寺社仏閣に多く使われてきています。

ステンレス
ステンレス屋根は、鉄にニッケルなどを含んだ合金の屋根材です。普及率は低いですが、非常に高い耐久性を誇るため体育館やホテルなど、大型建築物で採用となることが少なくありません。

チタン

金属屋根の中でも非常に高い耐久性能を誇るのがチタンです。その耐用年数は1500年以上とも言われ、長期にわたってメンテナンスが不要な粗材と言ってもいいでしょう。重量も軽く寺社仏閣や大型建築に使われるケースがほとんどです。高価なため、一般住宅で採用される例は現在のところ稀といって良いでしょう。

 

このように屋根材には様々な種類があります。そして当社ではそのほとんどの屋根材ついて対応が可能です。お客様の好みやご要望をお聞きして、最良な屋根をご提案いたします。どうぞお気軽に相談くださいせ。

ではまた!

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