2024年02月22日

 毎年2月は一番寒さが厳しいイメージがあるのですが、信じられないくらい暖かな日が訪れて驚いてしまいますね。皆さま気温差で体調など崩されていらっしゃいませんでしょうか。

 

 さて、当ブログでは私たち藤岡備建が「いかに格好良い住まいをつくるか」に全力を挙げていることを折に触れてご紹介しています。当社が主に手掛けているのは伝統的な北米のスタイルを重視・踏襲した住まいであり、その魅力についてはありがたいことに多くのお客様から高い評価をいただいているところです。

 

 そんな北米の住まいですが、私たちはしばしば「外観デザインに流行り廃りがないことが大きな魅力の一つである」とお伝えしています。「流行に流されない家」とは、すなわち「長くそのスタイルが変わることなく伝統となって存在している」ことを意味します。加えて、アメリカはストック住宅(いわゆる中古住宅)市場が古くから日本とは比べ物にならないくらい盛んなので、日本では古民家と言われるほど築年数が経った家でもメンテナンスを繰り返して普通に人々が暮らす住まいとして数多く存在するのです。

 

 今回はそんなアメリカの住宅街にある“古い家”がどんな家なのか、写真を中心に一緒に見ていきたいと思います。

 

◎100年前の家が普通に残る住宅街

 では、さっそく写真をご覧いただきましょう。実は当社の社長が数年前にワシントン州シアトルに出張した際に現地で撮影してきたスナップがあります。その中に築100年を超えた住宅の写真も含まれていますので、それらをざっと載せていきましょう。

 

シンメトリーなジョージアン様式です。丁寧に補修や改修を重ねてきているので古い家にはとても見えません

 

カントリー調の住まい。煙突廻りの屋根など、全体的に重厚さを感じます

 

クイーンアン調の要素を建物中央部に配置しています

 

アメリカにしては小ぶりな規模のカントリー調住宅

 

壁や屋根、軒裏の質感に時代を感じます

 

少し屋根に変化がありますが、やはり左右対称のジョージアンスタイルの住まい

 

 一気に写真を貼ってしまいましたが、いかがでしたでしょうか。中には「当社で手掛けた住まいです」なんて言っても信じてもらえそうなお住まいがあったかも知れませんね(笑)。

 

 これらは全て築100年以上が経過している(と思われる)お住まいです。こういったお住まいと、比較的近年建てられたお住まいが混在しているのがアメリカの住宅地です。風景としては全く違和感がなく、それぞれの建物がきれいに溶け込んで街を形成しているのです。

 

◎大規模な流行や衰退が少ないのがアメリカの住文化

 ざっとご覧いただいたアメリカにおける築100年超えの住宅。どんなご感想をお持ちになられたでしょうか。内外装の資材自体は改修を通じて新しいものになっていても、建物全体のデザインやシルエットには年数を経ても全く古さを感じないと言っていいかと思います。

 

 勿論、近代においてはアメリカでは全く新しいコンセプトの住まいも存在していることは事実です。しかし、元をたどればヨーロッパからアメリカ合衆国という国へ移民としてやってきた人々による住文化は今でも伝統として脈々と受け継がれており、それらは決して日本でいう「古民家」といった扱いを受けずに「普通の家」として街に存在し続けているのです。これが「アメリカの家は流行に左右されない」と私たちが言い続けている大きな理由の一つです。

 

 日本における戦後の家づくりを大まかに辿ってみると、主にスタイルについてその時代ごとの「流行」が存在することは否めません。その点、当社が手がける住まいは流行に左右されないと言えます。

 

 -アメリカンスタイルの変わらなさ

 

 ぜひ多くの方々にその魅力を知っていただきたいと思っています。

 

 ではまた!

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